のんほいラボ | 新城こどもプログラミング教室

新城駅前の子供プログラミング教室「のんほいラボ」を運営している藤本忍(ふじもとしのぶ)です。令和3年度より新城市ICT支援員も。その他、奥三河の情報発信や農業、ラジオでお喋りしたり福祉の現場などお仕事は色々。愛犬の梅さん、セキセイインコの飼育と繁殖に愛と情熱を注いでいます。

【火曜農家劇場】ミナミの帝王的生活 第二話

少し前に、何となく思いつきで書いた「茄子田さん」のお話が ごくごく一部で大好評で・・・。 なので調子に乗って続編を書いてみることにしました(笑) つか、いつもこんな事ばかり妄想しているので、 ストーリーはあらかた出来てるんですけど、 これを文字に起こすのがとっても大変で・・・(^_^; こんなしょーもないブログ書くのに 実は1時間ほどかけてるってのは内緒です(笑)


新城市内某所にある「ヨネダ珈琲店」の店内。 4人掛けの席に背中を丸めて座る藤本。 向かいには茄子田とその舎弟の姿が・・・。 茄子田「・・・・297、298、299、300」(パチン!) 藤本「・・・・」 茄子田「藤本はん、これできっちり300や。よう頑張りはったな」 藤本「そ、そりゃーもう、茄子田さんに言われたとおり、     軽トラ市でも安く売りさばいたし、友達集めてナス会もやりました。     しかも帰りには”お土産”として、さらにナスを持たせたんですよ!」 茄子田「やり方はどうであれ、ワシは茄子が消費されればそれでええんじゃ」 藤本「とっ、とにかくこれでもう、茄子田さんとは・・・」 茄子田「・・・そうじゃの、これで夏の分はおしまいや」 藤本「な・・・・夏の分!? ど、ど、どういうことですか!?」 茄子田「藤本はん・・・、”秋ナスは嫁に食わすな”いう言葉もありますやろ。     ナスが一番うまいのは秋や。これからが旬でっせ・・・(ニヤリ)」 藤本「・・・そ、そんな・・・」 茄子田「とはいえ、これまでの収穫でナスの樹勢もだいぶ落ちとるようや。     お盆までには忘れずに追肥と更新剪定をしといてくださいや。     そうすりゃ、10月一杯は旨いナスがぎょうさん採れまっせ」 藤本「じ、10月ですって・・・!?こ、これでナスの収穫は終わりにして、     あとはトウモロコシに専念するだけだと思ってたのに・・・」 茄子田「トウモロコシ!?     藤本はん、あんたトウモロコシに手を出したんでっか?」 藤本「え?ええ、以前に産直市場で会った親切な男に勧められましてね。     トウモロコシはナスと違って剪定も必要ないし、手間がかからない。     収穫も一度きりだからとっても楽ですよって・・・。     世の中、捨てたもんじゃないですね。」 茄子田「・・・・」 藤本「それじゃ茄子田さん、私はこれで失礼します。    ここのお代は私が払っておきますので。・・・それじゃ」 そそくさと席を立つ藤本。 その後姿を見送りながら茄子田の前に座り直す舎弟。 舎弟「アニキ、トウモロコシいうたら・・・」 茄子田「ああ、コーン商会の諸越(もろこし)や!     北設の方じゃずいぶんハバを効かせとるみたいやが、     まさか新城にまで手を伸ばしとるとはな・・・。 舎弟「藤本のやつ、ハメられたんちゃいますか!?」 茄子田「栽培に手間がかからなくて楽や、ゆうて勧誘するのは     諸越の常套手段や。確かにトウモロコシはナスに比べて     剪定も必要ないし、雑草と害虫にさえ気をつければ楽なもんや」 舎弟「確かに、収穫も毎朝毎朝やらんでええもんなー」 茄子田「そこが奴らの狙い所や。収穫が一度きりちゅうことは、     旬になると一度に大量のトウモロコシが採れるちゅうこっちゃ。     今の藤本にそれを自己消費する体力なんてあれへんやろ」 舎弟「藤本が潰れたら、うちの秋ナスまで、ポシャるんちゃいます!?」 茄子田「・・・・・おい、これからコーン商会に乗り込むで!」 舎弟「よっしゃ、待ってましたーー!」


・・・とまぁ、こんな感じでまだまだストーリーは続くわけですが(^_^;) 他にもカボチャ興業の西瓜(にしうり)さんだとか、 秋冬になると登場する甘藷開発の薩摩さんなど、 色々な登場人物が現れては、藤本さんの人生を翻弄する予定です。 つかこれ、[ティーズ]でVシネマ作ってくんないかなー(笑)