のんほいラボ | 新城こどもプログラミング教室

新城駅前の子供プログラミング教室「のんほいラボ」を運営している藤本忍(ふじもとしのぶ)です。令和3年度より新城市ICT支援員も。その他、奥三河の情報発信や農業、ラジオでお喋りしたり福祉の現場などお仕事は色々。愛犬の梅さん、セキセイインコの飼育と繁殖に愛と情熱を注いでいます。

地震を予知する!?

3月いっぱいまで派遣で働くことになっている某企業の事務所でのこと。いつもどおり机の前に座って仕事をしていると、突然けたたましい音が鳴り響きました。何事かと思ってみてみると、ちょっと前からテスト運用していたこの機械(左の写真)が警報を出しています。

「あと50秒、震度3・・・あと50秒、震度3・・・」

詳しい説明はこちらをご覧いただくとして、要するに伝わる早さの違うP波とS波の差を利用して地震の揺れを予測し、CATV網を介して警報を伝えてくれるという装置です。

しかし、テスト運用中ということもあって事務所の誰もが誤動作を起こしたと思い、笑っていました。

地震くるらしいよ~あと50秒だってさ」

「机の下にでも潜ろっか!?(笑)」

そんな事を話しているうちに警報がだんだん小刻みになり、ついにカウントダウンが。

「5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・0」

グラグラグラグラ・・・

Σ(゚Д゚;マジスカ!?

カウントダウンと実際の揺れとの差は1秒もないくらい。
事務所にいたみんながその精度の高さに驚いていると、テレビでは地震の速報が。
その後は皆さんもご存知の通り、あの北陸地震です。
このシステムは、振動の伝わる波の早さの差を利用していることから、
直下型の地震には無力であるという欠点はあるものの、
それでもこの精度の高さは素晴らしいと思いました。
ちなみに夕方にあった大きな余震(こっちでは震度1でしたが)も、
しっかりと予測してくれました。

実際に体感してみるとわかりますが、
10秒でも5秒でもあれば相当な準備ができます。
心の準備をして火の元を確認して逃げ道を確保して・・・。

そしてこのシステムを使えば、地震を感知すると自動的に火を消してくれる
安全装置の組み込まれたキッチンなど、応用はいくらでもできるでしょうね。
まだ実用のためには問題や課題もまだ残されているようで、
一般の家庭に設置されるのはもう少し先になりそうですが。

少なくとも、大地震が起こった後になってから、
「この地方で大地震が起こることは以前から予想していた」とか偉そうに語る
どこぞの大学の先生よりは全然頼りになりますよね!!

一日も早くこれが実用化され、新城の各家庭にも設置されるといいな、と思います。

そして最後になりましたが、今回の地震でお亡くなりになられた方のご冥福を
心よりお祈り申し上げます。