のんほいラボ | 新城こどもプログラミング教室

新城駅前の子供プログラミング教室「のんほいラボ」を運営している藤本忍(ふじもとしのぶ)です。令和3年度より新城市ICT支援員も。その他、奥三河の情報発信や農業、ラジオでお喋りしたり福祉の現場などお仕事は色々。愛犬の梅さん、セキセイインコの飼育と繁殖に愛と情熱を注いでいます。

御園地区の花祭りを見てきました

先日の土曜日、東栄町御園地区の花祭りを見てきました。 昨年ここに来た時は、留学生のGoniとSergioと一緒だったなぁ。 なんて懐かしく感じていました。1年が経つのはあっという間ですよね・・・icon10  

会場内は火の熱と煙、そして「テホヘテホヘ」と声を上げる人々の熱気でムンムン。 最近では花祭りの「ダイジェスト版」を各種イベント会場で見る事はあります。 私自身も湯谷温泉で行われたイベント花祭り初体験でしたし、 これがきっかけで、花祭りに興味を持つようにもなりました。 しかし、遥か昔からこの土地で脈々と受け継がれてきた花祭りという伝統行事の 独特な空気とパワーは、やはり現地で体感するしかないのかなと思います。 あと、今回facebookの方にも書いたことでもあるのですが、 御園の花祭り会場には若い方や市外、県外からの観光客の姿が目立ちます。 昨年も同じことを感じましたが、今年はそれ以上だと思います。 私のそばでも「あんたたちゃどっから来ただん?」「私たちは東京からです~」 なんていう地元の方との交流が何度となく行われていましたし、 大学の授業の一環で花祭りを見に来ている、というグループもいました。 若い方たちが、奥三河の伝統行事に興味を持って遠方から来てくれる、 というのは本当に素晴らしい事だと思いますし、ありがたいことだと思います。 そして、花祭りを見物するたびに思うのは、 これほど地域に深く根ざした伝統行事であるにも関わらず 「よそ者」を好意的に迎え入れてくれる空気があるということ。 私も東栄の人間ではないですが、そんな見ず知らずの人間に対しても 「ほれ、あんたもお神酒を飲んで」なんて気さくに盃を勧めてくれたりします。 そして一緒に輪の中に入って踊り、騒いで楽しみ、仲間になることができるのです。 そういえば、あの和太鼓集団「志多ら」の皆さんだって20年くらい前までは「よそ者」だったはず。 それが今や地元を代表する和太鼓のプロフェッショナル集団でありイベント、行事には引っ張りだこ。 また彼らの演奏を通じて日本全国、世界に向けて奥三河の魅力を発信して下さっているわけです。 彼らの技術やパフォーマンスはこれからの時代の若手に伝えられ、 長い年月をかけて新たな「伝統芸能」となり、後世へと続いていくのでしょう。 よく、地域活性化のキーワードとして「よそ者・ばか者・若者」なんてことが言われますが、 東栄という街にはこの3つを快く受け入れる土壌があるように思えてなりません。