【火曜農家劇場】ミナミの帝王的生活
毎日野菜を収穫していると、規格外だったりキズ物だったりで 売り物にはならない商品というものがどうしても出てしまいます。 それでも極力、捨てるなんてことはしたくないので、 出来る限り自己消費することになるわけですが、 これがなかなか厳しい・・・。 最近では、特にナスが元気よくなってきたこともあり、 朝昼晩の食事は全てがナスナスナスナス!! もはや、ヤミ金「茄子金融」からの督促に怯える毎日です。
茄子田「まいど!ワシ、茄子田いうもんですが、藤本さんいてるか?」 藤 本「ああ、茄子田さん!仕事場まで来てもらっては困ります!!」 茄子田「藤本さん、先週のナス消費がずいぶん足りないようですが?」 藤 本「あ、あの、先週は友達と会うことが多くて、 その、外食を何度か・・・あの」 茄子田「自分で作った野菜は自分で食う、これは常識や 野菜作っとる奴に外食する権利なんてあれへんのや」 藤 本「そ、そんな・・・」 茄子田「あんた5月にナスの苗を300本植えましたやろ? 各苗から毎日ナスが1個づつ採れて300個! そのうちキズ物が5%で、一日15個があんたの消費分や!!」 藤 本「一日15個なんてデタラメだ・・・」 茄子田「で、あんた、今日は何本ナス食いますのや?」 藤 本「あ、あの、夕食で焼きナスを1本・・・」 茄子田「アホなことゆうたらあきまへんで、藤本はん! そんなんじゃ利息にもならしまへんで!!」 藤 本「・・・・・」 茄子田「焼きナスは当然として、浅漬けで2本、ぬか漬けでもう2本や それに、味噌汁と煮浸しにすりゃ、あと5本はいけますやろ?」 藤 本「そ、そんな無茶な!!」 茄子田「・・・それにあんた、奥さんおったよな?」 藤 本「ミ、ミサには黙っていてくれ!!頼む!!」 茄子田「元気そうな奥さんや、たっぷりナスを食べてくれそうやで」 藤 本「・・・くっ・・・」 茄子田「来週また来ますよってに、しっかりナス食うといてくださいや! あんまり足りんようですと、ワシらもいつまでも笑うてまへんで?」 藤 本「・・・え!?」 茄子田「ワシらも人の子や、3時のおやつにまでナスを食わせるような 真似はしたくないが、それはまぁ、あんさん次第やな(ニヤリ)」 ・・・とまぁ、毎日がこんな感じなのであります(;´Д`) いや、美味しいのは確かなんですが、さすがに毎日毎日となると 時々弱音を吐きたくなることもあるのです・・・orz